6月に入ると、じわじわと気温が上がり、湿度も高くなってきます。スーツの背中に汗ジミができ始め、顔のテカりが気になり出す。そんな経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。
実は、夏本番を迎える前の6月こそ、美容習慣を見直す絶好のタイミングです。梅雨から真夏にかけての過酷な環境に備えるためには、春までのケアをそのまま続けるのではなく、季節に合わせたアップデートが必要です。今回は、大人の男性が6月に見直すべき「4つの美容習慣」を、具体的なケア方法とともにご紹介します。毎日少しの意識を変えるだけで、清潔感と好印象は格段にアップします。ぜひ参考にしてみてください。

1. スキンケアを「夏仕様」に切り替える

スキンケアを「夏仕様」に切り替える
保湿よりも「皮脂コントロール」が最優先

冬から春にかけて使っていた保湿クリームやオイル系のスキンケアを、6月になっても使い続けていませんか?気温と湿度が上がると、肌の皮脂分泌量は一気に増加します。春までの「保湿重視」のケアをそのまま続けると、毛穴詰まりやニキビ、過剰なテカりの原因になることがあります。

6月からは、以下の点を意識してスキンケアを切り替えましょう。
洗顔は「洗いすぎない」が鉄則です。 皮脂が増えると、ついごしごしと洗いたくなるものですが、過剰な洗顔は逆効果です。必要な皮脂まで奪ってしまい、肌がそれを補おうとしてさらに皮脂を分泌するという悪循環に陥ります。洗顔は朝晩2回を基本とし、泡をきめ細かく立ててやさしく洗い流すことを心がけてください。
化粧水はさっぱりタイプ、乳液はごく少量に切り替えます。 テクスチャーが軽いウォータータイプの化粧水を選び、べたつきが気になる場合は乳液をごく少量にするか、サラサラとしたジェルタイプに変更しましょう。「保湿しなくていい」というわけではありませんが、量と質を見直すことがポイントです。
日焼け止めを習慣にします。 紫外線量が急増する6月以降、日焼け止めは必需品です。メンズ向けのさっぱりとしたUVケア製品も多数販売されています。SPF30以上・PA++以上を目安に、外出前に顔全体へ塗布する習慣をつけましょう。紫外線は肌老化の最大原因の一つです。毎日のケアが、10年後の肌質を左右します。

2. ヘアケアと整髪スタイルを湿気対策仕様に変える

ヘアケアと整髪スタイルを湿気対策仕様に変える
梅雨の湿気に負けないヘアスタイルを手に入れる

6月の大敵といえば「湿気」です。朝しっかりセットしたはずの髪が、出社する頃にはうねってぼさぼさになっていた。という経験をした方も多いでしょう。これは、湿気によって髪の内部の水分バランスが崩れるために起こります。シャンプーを「頭皮ケアタイプ」に変えましょう。 気温が上がると頭皮の皮脂分泌も増えます。フケやかゆみ、臭いが気になり始める前に、スカルプケア成分が配合されたシャンプーに切り替えることをおすすめします。洗浄力が高すぎるものは頭皮を傷める可能性があるため、「頭皮を清潔に保ちながらも刺激が少ない」バランス型を選ぶのがベターです。
ドライヤーは「完全乾燥」が基本です。 半乾きのまま就寝すると、頭皮に雑菌が繁殖しやすくなり、臭いやフケの原因になります。忙しい夜でも、ドライヤーで完全に乾かすことを習慣にしてください。最後に冷風を当てると、キューティクルが引き締まり、うねりを多少抑えることができます。
整髪料はホールド力よりも「湿気対策」重視で選びます。 ハードワックスやスプレーを使っても、湿度が高い日は崩れやすくなります。梅雨・夏向けに「湿気に強い」「キープ力が高い」と謳った整髪料が多数出ています。また、ベタつきが気になる方はジェルやグリースよりも、マットタイプのワックスやクレイ系のスタイリング剤が向いています。

3. 体臭・汗対策を本格的にスタートする

ヘアケアと整髪スタイルを湿気対策仕様に変える
「臭わない自信」が清潔感の土台になる

清潔感を語るうえで、外見と同じくらい重要なのが「においの管理」です。自分では気づきにくいものの、周囲の人間は敏感に感じ取っています。6月に入ったら、汗・体臭対策を本腰を入れてスタートさせましょう。
デオドラントは毎朝の必須アイテムです。 脇の下だけでなく、汗をかきやすい首や胸元、足元も意識することが大切です。スプレータイプ、ロールオンタイプ、スティックタイプとさまざまな形状がありますが、外出前に毎朝使用することを習慣化してください。汗をかいた後に使うよりも、乾いた肌に事前に塗布する方が効果的です。インナー選びも見直しましょう。 汗取りインナーや吸汗速乾素材のシャツは、夏の必需品です。綿100%のTシャツは着心地がよい反面、汗を吸いすぎて乾きにくく、においが発生しやすいというデメリットがあります。機能性素材のインナーを着用するだけで、清潔感は大きく変わります。食生活にも目を向けます。ニンニクや香辛料の多い食事、アルコールの過剰摂取は体臭を強くする傾向があります。また、腸内環境が乱れると体臭が悪化することもあります。ヨーグルトや食物繊維を意識的に摂取し、体の内側からにおいにくい体質を作ることも重要な対策の一つです。

4. 口元・爪・眉の「細部ケア」を徹底する

口元・爪・眉の「細部ケア」を徹底する
清潔感は「細部」から滲み出る

身だしなみの印象を決定づけるのは、全体的なバランスだけではありません。むしろ、口元・爪・眉といった細部のケアが、「この人は清潔だ」「きちんとしている」という印象を左右します。特に大人の男性は、細部のケアができているかどうかで、品格の差が生まれます。
口元のケアを怠らないようにしましょう。歯の黄ばみや口臭は、対面時に相手が最も意識するポイントの一つです。ホワイトニング歯磨き粉を使った毎日のケアに加え、デンタルフロスや舌クリーナーを取り入れると、口腔内の清潔度は格段に上がります。また、夏は水分補給が増える一方でコーヒーや清涼飲料水を多く飲む人も多く、歯の着色が進みやすい季節でもあります。こまめな歯磨きを意識してください。
爪は短く、清潔に整えます。週に一度、爪を切って形を整える習慣をつけましょう。長さのバラつきや、爪の間の汚れは意外と目立ちます。ネイルファイル(爪やすり)を使って先端を整えると、より清潔感のある仕上がりになります。ネイルケアは女性だけのものではありません。ビジネスシーンでも手元は見られています。
眉を整えると顔全体の印象が変わります。眉は顔の印象を大きく左右するパーツです。伸びすぎた眉や、左右のバランスが崩れた眉は、清潔感を損ないます。眉ハサミや眉用カミソリを使って、月に1〜2回のペースで整えましょう。理容室でのシェービング時に眉を整えてもらうのもよい方法です。初めての場合は、プロに一度形を整えてもらうと、その後のセルフケアがしやすくなります。

まとめ

まとめ
大人の男性が6月に見直すべき美容習慣を4つご紹介しました。

1.スキンケアを夏仕様に切り替える(皮脂コントロール・日焼け止め)
2.ヘアケアと整髪を湿気対策仕様に変える(スカルプケア・キープ力のある整髪料)
3.体臭・汗対策を本格スタートする(デオドラント・インナー・食生活)
4.口元・爪・眉の細部ケアを徹底する(口腔ケア・爪・眉の手入れ)

特別なことは一つもありません。毎日の少しの習慣の積み重ねが、「清潔感のある大人の男性」という印象を作り上げます。夏本番が来る前に、今すぐ習慣を見直してみてください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 男性でも日焼け止めを毎日塗る必要がありますか?
A.はい、必要です。紫外線は肌の老化を促進する最大の外的要因であり、シミ・シワ・くすみの原因になります。特に6月以降は紫外線量が急増しますので、外出の有無にかかわらず、窓際で過ごす時間が長い方にも日焼け止めの使用をおすすめします。男性向けのさっぱりとした使用感の製品も多数出ていますので、ストレスなく習慣化できるものを選びましょう。
Q2. スキンケアにどのくらい時間とお金をかければよいですか?
A.毎日のルーティンは5分以内で十分です。洗顔・化粧水・乳液(またはジェル)・日焼け止めの4ステップを習慣にするだけで大きな効果があります。費用については、ドラッグストアで手に入るリーズナブルな製品でも十分効果を得られます。まずは月2,000〜3,000円程度のプチプララインで試してみて、肌の変化を感じながら必要に応じてグレードアップしていく方法がおすすめです。
Q3. 体臭がひどい場合、デオドラントだけで対策できますか?
A.デオドラントは即効性のある対策ですが、それだけでは限界があります。根本的な対策としては、定期的な運動(汗腺を鍛えてさらさらな汗をかく体質になる)、食生活の見直し、十分な睡眠による自律神経の安定が重要です。また、体臭が急に強くなったと感じる場合は、内臓や代謝の問題が関係していることもありますので、気になる方は専門医への相談も検討してみてください。
Q4. 眉を自分で整えるのが怖いのですが、どうすればよいですか?
A.最初は理容室や専門のメンズ美容院で整えてもらうことをおすすめします。一度プロに形を作ってもらえば、その後は「生えてきた部分だけを処理する」だけでよくなりますので、セルフケアが格段に楽になります。自分で行う場合は、眉ハサミで長さを整える程度から始め、形を大きく変えようとしないことが失敗しないコツです。
Q5. 梅雨時期にヘアスタイルを崩れにくくするコツはありますか?
A.いくつかの工夫が効果的です。まず、ドライヤーで髪を乾かす際にブラシを使いながら形を作り込んでおくこと。次に、湿気に強いスタイリング剤(クレイ系ワックス・マットタイプ)を使用すること。また、スタイリング後に軽くヘアスプレーで仕上げることも有効です。根本的には、髪のダメージを減らし、髪質を整えることが重要ですので、定期的なトリートメントや、カットで毛量を調整することも検討してみてください。